段差楽々 折り畳み台車 室内用 高齢者向けに開発

段差楽々 折り畳み台車 室内用 高齢者向けに開発

 白山市乙丸町の機械部品加工業、瀧元達雄さん(70)が、てこの原理を利用して段差を乗り越えやすい室内用の折り畳み台車を開発した。

 台車は持ち手の高さ七十センチ、台座の縦五十四センチ、横が三十七センチ。持ち手を「ハ」の字形にして後輪を支点に前輪を持ち上げやすく工夫している。高さ二十センチほどの段差を少ない力でも乗り越えられる。「高齢者の方の日常生活にとても便利です」と瀧元さん。

 約九十キロまでの荷物の運搬なら、フローリングの床でも傷がつかず、人が乗ることもできる。

 商品名は「ホクマン」。問い合わせは、瀧元さん=電話076(275)5491、または「タツオ工業」ホームぺージへ。 (酒井健