『人形作り』 職人芸光る 4月末開催 花嫁のれん展へ準備着々

『人形作り』 職人芸光る 4月末開催 花嫁のれん展へ準備着々

 ことしで六回目を迎える七尾市一本杉通りの花嫁のれん展(四月二十九日−五月十日)に向け、地元の人たちが、みやげ物の花嫁のれん人形作りに励んでいる。

 嫁ぎ先の仏壇参りをする花嫁の人形と小さなのれんが、ミニチュアの和室に収まっている。人形作りはことしで三回目。実物と同じように、帯を立体的なちょうちょ結びにするなど、徐々に質を高めている。

 二十三日夜には、男性二人と女性五人が同市桧物町の情報処しるべ蔵で人形を作った。和紙や接着剤などを使い、頭や角隠し、着物などのパーツごとに手分けして作業を進めた。二時間で十体を仕上げた。リーダーの浦辺健一さんは「たくさんの人形がお嫁に行ってくれればいい」と願っていた。

 四月下旬までに約三百個を仕上げるのが目標。人形は、花嫁のれん展の期間中、一本杉通りの店舗数軒で販売する予定。一個二千円。 (増井のぞみ)