高架下 虹の架け橋 金沢北陵高有志 駐輪場に壁画

高架下 虹の架け橋 金沢北陵高有志 駐輪場に壁画


 県立金沢北陵高(金沢市吉原町)の生徒会と有志生徒六人が、北陸自動車道百坂高架橋下の同校駐輪場四カ所に描いた壁画の除幕式が三十日、同所であった。

 橋脚は、数年前から落書きが目立ったため、生徒会が昨年七月に壁画を発案。中日本高速道路金沢支社(NEXCO中日本)も了承した。絵は美術部の顧問から助言を受けながら放課後と、冬休みの土、日曜を利用して、油性絵の具で描いた。

 壁画はそれぞれ縦二・四メートル、横三・六メートルで、中央に鮮やかな虹を描き、周囲には四季が感じられる雪の結晶や桜の花びら、チューリップのイラストを添えた。

 除幕式では、中日本高速道路金沢支社金沢保全・サービスセンターの梅田清所長が「壁画が今後ともきれいな状態で見られることを期待します」とあいさつし、生徒会長の須郷津鶴さん(18)らに感謝状を贈った。

 (山根勉)