都市美文化賞に7件 金沢、四高記念館、赤羽ホールなど


 金沢都市美実行委員会は二十七日、金沢市の街並みと調和した優れたデザインの建造物
に贈る、今年度の金沢都市美文化賞に石川四高記念文化交流館(広坂二丁目)や北國新聞
赤(あか)羽(ばね)ホール(南町)など七件を選んだと発表した。四月十日に市役所で
表彰式が行われる。
 石川四高記念文化交流館は、ガラス素材の増築により重厚なレンガ造りの歴史的建造物
に新たな魅力が引き出されたと評価された。北國新聞赤羽ホールは、ガラス面の多い造り
とまちなかの回遊性を高める広場空間が、にぎわいと憩いのある都市景観の形成に貢献し
ているとされた。
 金沢都市美文化賞は三十一回目で、これまでに三百三十一件が受賞している。今回は五
十九件の推薦があり、審査員による写真選考と現地審査に加え、市内二カ所で市民審査が
行われた。
 ほか五件の受賞建造物は次の通り。
 ▽本賞 浅野川をのぞむ家(常盤町いしかわ総合スポーツセンター(稚日野町)神田
の家(神田一丁目)北金沢の古民家再生(福久町)▽気配り賞 バス停の癒し空間(入江
三丁目)