7月から平日運行実験 金沢駅〜武蔵〜香林坊〜兼六園20分間隔、100円で

7月から平日運行実験 金沢駅〜武蔵〜香林坊〜兼六園20分間隔、100円で


 公共交通の利用促進計画を協議する金沢市交通まちづくり協議会が二十七日、市役所であり、北陸新幹線金沢開業を見据え、二〇一〇年度に全日での運行を予定する「まちなかシャトル」の平日運行実験を、今年七月一日から十二月末まで行うことが報告された。(星野恵一)

 北陸鉄道の「兼六園シャトル」を利用し、JR金沢駅東口から武蔵、香林坊兼六園を結ぶルートで約二十分間隔で実験運行する。料金は百円。利用状況を調査し、一〇年度の全日運行につなげたい考え。実験関連で〇九年度当初予算案に八百万円を計上した。

 まちなかシャトルは、金沢駅中心市街地を結ぶ新たな交通路線として市が本格導入を検討。新幹線開業までに行うべき事業をまとめた金沢魅力発信行動計画では「市民、来街者のニーズに対応した便利な交通システム」と位置付けている。

 同市では〇八年度、「まちバス」で駅東口から片町までのルートで、土日の運行実験が行われた。まちバスの運行実験は〇九年度も継続する。