のびのび健康に 『体操』がリニューアル

のびのび健康に 『体操』がリニューアル

 能美市が介護予防の一環として高齢者の体力維持を目指して考案した「のびのび体操」のイス編が、再編集された。寺井健康福祉センターで二十七日にあった普及講座で披露された。

 体操は二〇〇六、〇七年度にかけ、健康運動指導士と作業療法士が考案。イス編のほか、ゆか編、立位編、応用編の計四種類があり、下肢の関節や筋肉をほぐし、鍛える効果があるという。

 それぞれ運動メニューが二十四項目と多岐にわたることから、今回イス編のメニューを「肩・おなか・背中」「お尻・足」「足・足の指」の三テーマに細分化。個々の身体状態に応じた活用が期待される。

 イス編は簡単な運動内容で、特定高齢者や要支援者らも取り組めるのが特徴。市は新たにイラストの解説チラシ(A3判)をテーマごとに作製し、老人会や市内各地区のいきいきサロンなどへの普及を図る。さらに体操に合わせたオリジナル曲も検討している。

 この日の講座には寺井地区の中高年層男女約二十五人が参加。三月三日には根上健康福祉センター、同六日には辰口健康福祉センターでも開催される。

  (田嶋豊)