小松駅前「熱狂の週末」 今秋、金沢手本に屋外演奏会開催

今秋、生演奏が繰り広げられるJR小松駅西口市民広場



今秋、生演奏が繰り広げられるJR小松駅西口市民広場

 小松市吹奏楽協会は今秋、JR小松駅前で毎週末に屋外演奏を実施する。十一月に創立
三十周年を迎える協会の存在を内外に発信するとともに「ラ・フォル・ジュルネ金沢『熱
狂の日』音楽祭」(北國新聞社特別協力)を手本に生演奏で聴衆を集め、市中心部のにぎ
わい創出に貢献したい考え。関係者は来年以降の継続開催にも意欲を燃やしている。
 屋外演奏は九、十月の土、日曜日午後、西口市民広場で実施する。協会加盟団体が順に
出演し、毎回一―二時間程度、美しい調べを披露する。雨天時も東口と結ぶ高架下での実
施を予定している。
 小松市吹奏楽協会は市内の小中高校、一般の各吹奏楽部、愛好者団体で構成し、今年は
創立三十周年の節目を迎えた。記念行事として十一月三日に市公会堂で開く演奏会に加え
音楽による地域貢献、演奏機会の拡大による出演者の実力向上も願い屋外演奏を決めた。

 協会は、一九八四(昭和五十九)年から浜松駅(静岡)で行われているプロムナードコ
ンサートと、昨年五月に金沢駅周辺で初開催された「熱狂の日」を目標に掲げる。いずれ
も大勢の人を集め、熱気を生み出した行事だ。
 県吹奏楽連盟理事長も務める北村善哉市吹奏楽協会副会長は「例えば子どもが出演する
日なら大勢の保護者が集まる。小松駅前に音楽による力で熱気を生み出したい」と話して
いる。