『小中生携帯ダメ』宣言文 県PTA連 各地区で啓発へ

『小中生携帯ダメ』宣言文 県PTA連 各地区で啓発へ


 児童生徒が携帯電話やインターネットでのトラブルにまきこまれないよう、県PTA連合会(北川善昭会長)が「原則、小中学生には携帯電話を持たせない」とする宣言文をまとめた。

 宣言文は三項目。まず、PTAとして「原則、小中学生には携帯電話を持たせない」ことを明確にした。その上で、やむを得ず持たせる場合は「(有害サイトに接続できない)フィルタリングを必ず付け、保護者の責任と管理の下、子どもと利用の取り決めをする」とした。

 また、携帯電話の危険性など、保護者と子どもにあらためて認識してもらうため、各地区でPTAが主体となり「啓発活動を推進する」ことも盛り込んだ。今後、各PTAで取り組みを進めていく。

 同会の北川会長らが二十三日、金沢市南町の中日新聞北陸本社を訪れ「学校現場を後押しするため、PTAとしての意思を明確にした。学校、保護者、地域が一体となって取り組む必要がある」と狙いを語った。

 県教育委員会が昨年十月に実施したアンケートによると、県内小中高生の携帯電話所持率は、小学生が8%、中学生22%、高校生は96%となっている。 (本安幸則)