棚田に巨大ひな飾りを 羽咋・菅池にきょう完成

棚田に巨大ひな飾りを 羽咋・菅池にきょう完成

 羽咋市菅池町の棚田に巨大ひな飾りを作ろうと、法政大の学生や卒業生、地元住民らが設置作業に励んでいる。二十六日には人形五体の骨組み部分がおおむね出来上がり、二十七日に完成の予定。学生らは「二十八日と一日には、大勢の市民らに披露できそう」と張り切っている。

 企画する同大国際文化学部の堀上英紀教授(64)によると、巨大ひな飾りは近くの山で伐採したモウソウチクで高さ約四メートルのピラミッド型の骨組みを作り、カラフルな布を巻いて男びなや女びな、三人官女に仕立てる。巨大屏風(びょうぶ)も立てるという。

 二十六日、堀上教授ら男性たちは、現地で竹を切るなどの骨格作りに追われた。女子学生や近所の主婦らは、菅池町会館でおひなさまの衣装作りに励んだ。

 堀上教授は「週末には多くの人に見に来てほしい。三月二日の月曜日に撤去します」と話している。

 設置場所は、国道415号菅池バス停から菅池町に入り、宝達志水町所司原地区に通じる県道所司原神子原線沿いの通称「砂畑(すなばた)」地区。 (桑野隆)